東レナイロン微粒子
東レナイロン微粒子は、ナイロン12から成る真球状の微粒子とナイロン6から成る多孔質(ポーラス状)微粒子です。
東レナイロン微粒子は、東レが開発した真球状及び多孔質のナイロン微粒子です。耐熱、耐薬品などのポリアミド特有の性質はもとより、均一な粒子径、平滑な表面、優れた分散性などを有します。なめらかな滑り性、独特な柔軟性といった優れた特性により、東レナイロン微粒子は化粧品の分野、特にカラーコスメの基材として長年の実績を有しており、最近では工業製品での改質目的の添加剤等、用途が拡大しております。
ナイロン6微粒子は、東レ保有のポリマーであるポリアミド6を活用し、微粒子化した製品です。
ポリアミド6が有する高い融点(225°C)、均一な粒子径、高い吸油量、優れた機械的強度といった性能を有します。化粧品用途に加えて、その性能から工業用途での採用も広がっております。
東レナイロン微粒子™の優れたポイント
■ナイロン12真球状微粒子
- 真球状(平滑な表面)
- シャープな粒度分布
- 独特のしっとりとした感触(化粧品への高級感付与)
- 良好な滑り性と伸び
- 165°Cの融点
- 比重が1.02
- 多様な用途:化粧品、複合粒子、インキ添加剤、塗料改質剤、その他改質剤
- 平均粒径 5ミクロン、10ミクロンの2タイプ
■ナイロン6多孔質微粒子
- 多孔性(ポーラス)
- シャープな粒度分布
- 大きな表面積
- 高い吸油量
- 良好な水分散性
- 種々の環境下で形状保持
- 複合化が容易
- 平均粒径 13ミクロン、20ミクロンの2タイプ
※ナイロン微粒子以外にも、PPS微粒子やPA6微粒子を3Dプリンタ用造形材料として展開しております。
詳しくは「東レケミカル製品サイト」をご覧ください。