ソフトフォーム“Torasoft”SR28

SR28は自動車内装材向けに風合い、クッション性を向上させた新規柔軟発泡体です。

自動車業界では100年に一度の大変革と言われるように、大きな変化を迎えており、CASE (Connected、Autonomous、Shared & Service、Electric) が重要キーワードとなっています。

自動運転が進むにつれて、車室空間は居住空間としての役割を担うようになり、車室空間の快適性向上のために柔軟発泡体が注目されております。

柔軟発泡体による触感向上を追求する一方で、自動車内装材のデザインは年々複雑性を増しており、成形性も重要視されています。

SR28は東レグループ独自の処方・プロセス技術によって設計した、柔軟性と成形性を両立した発泡体です。

特長

1.従来にない柔軟性の追求

自動車業界では年々車室空間の快適性が求められており、そのニーズを満たす手段として柔軟発泡体が注目されております。SR28は従来にはない柔軟性と触感の向上をコンセプトに開発した発泡体であり、インストルメントパネルやドアパネル等の触感を向上させることで室内空間の快適性の実現に貢献しております。

2.柔軟性と成形性の両立

自動車の室内空間の快適性のニーズが高まる一方で、室内空間のデザインは複雑化してきており、成形性も要求されます。SR28は柔軟性に加えて高温時の成形性も向上させることで、自動車メーカーの求める複雑な形状のデザインを十分に満足させる発泡体です。

3.TPO表皮との密着強度向上によるシームレスエアバックへの対応

外観の向上を目的に新しいインストルメントパネルの新しいデザインとしてシームレスエアバックのニーズが高まっております。SR28はTPO表皮との密着強度を向上させる設計としたことで、エアバック展開性を改善し、シームレスエアバックのデザインにも対応できる柔軟発泡体です。

触感値(Haptics)
特徴比較

用途

新規柔軟発泡体SR28はインストルメントパネル、ドアパネル等の用途で既に採用実績があります。シームレスエアバックにも対応しており、北米自動車業界を中心に欧州、中国市場でも順調に採用が広がっております。

柔軟発泡体だけではなく変化の大きい自動車業界の市場ニーズに適した新規発泡体開発を進めていきます。