電動化

xEVは、都市の空気質改善だけでなくゼロエミッションを実現し、地球温暖化の抑制に貢献します。次世代に向けて車両の電動化技術を進化させていくことは、持続可能な社会を実現するために欠かせません。東レは素材メーカーとしてのノウハウと先進的な技術を駆使し、車両の軽量化と高強度化に寄与する樹脂材料を提供することでエネルギー効率や耐久性を高め、xEVのさらなる性能向上をサポートします。

インバーター

インバーターは電力変換を担う部品です。モーターを効率的に駆動させ車両制御する役割を果たしており、xEVの「心臓」ともいえます。近年では、モーターのさらなる駆動効率の向上を目的として、インバーターの高効率化や小型化が進展しています。東レはこうした動きを捉え、インバーターの高効率・高耐久ニーズに応える樹脂材料を提案します。

バスバー・ターミナル

xEVにおけるバスバー・ターミナルは、電力の効率的な伝送と分配を担う重要なコンポーネントです。高電流を安全かつ効率的に処理する必要があるため、優れた絶縁性と耐久性が求められます。近年はパワートレーンの効率化にともない高電圧・大電流のニーズが拡大しており、東レはより絶縁性と耐久性に優れた材料を提案することで、バスバー・ターミナルの信頼性向上に貢献します。

グレード

A675 GS1

優れたヒートサイクル性、薄肉流動性、高いウェルド強度を持つ材料です。複雑な薄肉形状が必要なバスバー・ターミナルにも対応できます。

A660 HV

これまで不可能とされていたCTIランク0(600V)を達成した材料です。空間距離が制限された場所への高電圧バスバーの配線ができ、小型化に貢献します。

樹脂ウォータージャケット

EVの小型軽量化ニーズが高まってきており、インバーターをはじめとしたパワーエレクトロニクス部品の冷却回路(ウォータージャケット)の樹脂化が進んでいます。東レは、樹脂素材の提供によって航続距離や車内空間の拡大に寄与します。

グレード

A673M T

樹脂ウォータージャケットに使用されるPPSは、冷却水が通る高温・高湿の環境下で、他の樹脂材料と比べて優れた絶縁性、寸法特性、耐熱水性を発揮します。A673MTBは、PPS樹脂の中でも優れた靭性や樹脂ウォータージャケットに必要な高い溶着性を持ち、加工難易度の高い無理抜き成形が可能です。複雑な水路の形成や部品の小型化、効率化に貢献します。

パワーモジュール

車載用パワーモジュールは、電力変換と制御を担う重要なコンポーネントです。近年はエネルギー効率の向上によって車両性能と航続距離が大幅に改善されつつあることから、より高効率で小型・軽量なパワーモジュールの開発が進むと予想されます。東レはこうした動きを捉えた材料提案により、パワーモジュールのさらなる性能向上に貢献します。

グレード

A660 HV

CTI600Vを達成した材料です。車両の高電圧化によって拡大するパワーモジュールの小型化ニーズに応え、信頼性向上に貢献します。

A675 GS1

複雑なインサート形状でも対応可能な耐ヒートサイクルグレードの材料です。低バリや低そりといった優れた成形性を有しています。

バッテリー

車載用バッテリーは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)の動力源として、車両の性能と航続距離に直接影響を与える重要なコンポーネントです。高エネルギー密度と長寿命を持つバッテリーは、車両の効率性と信頼性を向上させます。近年、充電時間の短縮やエネルギー密度の向上が求められており、東レはこうしたニーズに応える材料をご提供し、車両の電動化技術の進化に貢献します。

バッテリーマネジメントシステム(BMS)

強度や耐熱性に加え、バッテリーと周辺部品のレイアウトに対応した形状の複雑化に対応した素材が求められます場合もあります。東レはBMSに最適な素材の提案を行い、部品の性能向上に貢献します。

グレード

A504 FG1

BMSのケース向けに最適な材料です。高耐熱性や耐薬品性に優れたPPSであり、薄肉流動性が良好で複雑な部品形状に対応可能です。

防爆バルブ

防爆バルブは、バッテリーにおける過充電や過熱時にガスを放出し、爆発を防ぐ部品です。材料には、高温のガスや熱に耐久性のある樹脂素材が適しています。今後はより高感度で迅速な反応を持つ防爆バルブの開発が進むと予想されるため、東レはこれらに適した樹脂材料を提案し、バッテリーの安全性向上に貢献します。

グレード

A673M T

東レの高衝撃グレードの材料です。高い耐熱性と耐衝撃性を持ち、防爆バルブとして優れた耐圧機能を付与することで部品の機能向上に貢献します。

モーター

モーターは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)の駆動力を提供する重要なコンポーネントです。高効率で信頼性の高いモーターは、車両の性能とエネルギー効率を向上させます。今後のトレンドとしては、軽量化と高出力化が進むと予想され、特に永久磁石モーターやインホイールモーターの技術革新が注目されています。これにより、EV市場の成長を支える重要な要素となります。東レは高度化するモーター部品向けに最適な材料をご提案いたします。

モーターインシュレーター

東レのPPS樹脂「トレリナ™」は、絶縁部品であるモーターインシュレーターに最適な材料です。高耐熱性、優れた電気絶縁性、高寸法安定性、耐薬品性などの特性を持ち、モーターの効率と安全性に貢献します。

グレード

A575 W20

A675 GS1

東レの良流動・高ヒートサイクル材料です。優れた耐熱性や寸法安定性があり、薄肉流動性に優れているためモーターインシュレーター向けに最適な材料です。

レゾルバ(回転角センサー)

レゾルバは車載用駆動モーターの回転を制御する部品であり、効率性や安全性の確保において非常に重要な役割を果たします。今後はよりいっそう高精度なセンシングと、過酷な環境でも使用できる性能が求められると予想されます。東レは最適な材料を提案することで、部品の信頼性向上に貢献します。

グレード

A673M T

東レの高衝撃グレードの材料です。車両の振動や高温といった過酷な環境下においてセンサーの性能維持に貢献します。

高電圧部品

バッテリー高電圧部品はxEVの電力変換とエネルギー管理において重要な役割を担い、車両の効率性と安全性を向上させます。今後はシリコンカーバイドやガリウムナイトライドなど新素材の採用が進んでいくと予想されており、東レではこうした動きを捉え、より高効率で小型・軽量な高電圧部品の開発に取り組んでいます。

コネクタ

xEVの普及が進む中、高電圧コネクタの重要性がますます高まっています。電気自動車・充電ステーション間で安全かつ効率的に電力を伝送するためには、より高い電力負荷に対応し、熱分解や構造劣化を防ぐ設計のコネクタが不可欠です。東レは高電圧コネクタに最適な素材を提案することで、車両の電動化技術の進化に貢献します。

グレード

1184G-A15

東レPBT樹脂難燃グレードの材料です。高電圧部品における安全性向上に貢献します。

ジャンクションボックス

ジャンクションボックスは、バッテリーから各種高電圧機器へ電力を安全かつ効率的に分配する役割を担っています。衝突時の感電保護や過電流保護のための高電圧ヒューズを内蔵しており、高電圧部品を安全に制御します。今後は部品の機能統合にともなう高効率化で、高耐久化・小型化が求められるため、東レはこうしたニーズに適した材料をご提案します。

グレード

7151G-30

部品の大型化に対応可能な、軽量性・剛性・低そり性を兼ね備えたグレードです。東レではお客様のニーズに応じて、多数の低反りPBTを取り揃えています。

EC44G-30

耐トラッキング性・難燃性に優れたグレードです。高電圧部品における小型化や信頼性向上のニーズに応えます。

電流センサー

インバーター用電流センサーは、インバーターの電流を監視・制御しエネルギー効率の向上と安全性の確保に寄与します。バッテリー用電流センサーは、充電・放電状態を正確に監視することでバッテリーの寿命を延ばし、安全性を確保します。東レは、電力センサーの測定精度向上や小型化・統合の動きを捉え、複雑な形状への対応や耐トラッキング性能に優れた製品を提供し、車両の電動化技術のさらなる高度化に貢献します。

グレード

A660 HV

耐トラッキング性能の高いグレードです。高電圧を取り扱う電流センサーにおいて延面距離を短くすることができ、部品の小型化に貢献します。

A675 GS1

複雑なインサート形状においても、優れた耐久性を示す耐ヒートサイクルPPSです。インバーター用のバスバーをインサートする電流センサーに最適な材料です。

シャシー系

電動パワーステアリングや電動パーキングブレーキなどシャシー系の部品でも電動化が進んでおり、軽量化や性能向上などといったニーズがあります。東レはこれらの部品に最適な材料を提案し性能や品質の向上に貢献します。

電動パワステ トルクセンサーカバー

電動パワステ向けトルクセンサーは、ドライバーのハンドル操作を正確に測定し、最適なステアリングアシストを実現します。これにより、運転の安全性と快適性が向上します。今後は自動運転技術との統合や小型化・軽量化が進むと予想されており、東レはトルクセンサーの精度と効率の進化に貢献する材料をご提案します。

グレード

5001G-30

高いヒートサイクル性能と高温・高湿の環境において、優れた耐久性を持つ材料です。多数の金属インサート部品で成り立つトルクセンサーカバーの材料として適しています。

電動パーキングブレーキ

電動パーキングブレーキ(EPB)は、電子制御ユニット、アクチュエーター、センサーを使用してブレーキを制御します。EPBは乗用車だけでなく商用車やバスにも使われるようになり、すべての車両セグメントで安全性と利便性を向上させています。東レはEPBにおける最適な材料を提案し、車両の電動化技術の進化に貢献します。

グレード

1101G-30 H

パワートレーン内部の過酷な環境下でも優れた耐久性を確保したPBTシリーズです。EPBなどの部品の信頼性向上に貢献します。