電池部材

再生可能エネルギーの導入拡大、またBCP対策の一環として電池部材の需要が高まっています。長寿命かつ高い信頼性と安全性が求められる電池部材は、その構成部材にも耐久性をはじめ多くの性能が要求されます。
東レは絶縁性や耐熱性、耐薬品性、さらには成形性にも優れる樹脂材料を提供し、設計効率の向上とコスト最適化に貢献。電力インフラの安定運用やEV電池の高性能化、エネルギー効率改善を支えます。

角型電池

角型電池は、空間効率とモジュール設計の自由度に優れ、電池部材や大規模エネルギー貯蔵用途で広く採用されています。構造上、電極との接触面積が広いため、高い放熱性と剛性の確保が重要になります。
東レの樹脂材料は、優れた耐熱性、電気絶縁性、成形性を兼ね備え、絶縁板やケース部品に最適です。高電圧環境下において、薄肉化や軽量化にも対応しつつ、安全性と信頼性の高いモジュール設計を実現します。

グレード

A675 GS1

PPS樹脂に耐ヒートサイクル特性、長期耐熱性を付与した材料です。PPS特有の難燃性もポイントとなり電池のセルケースに採用されています。また、寸法安定性、耐衝撃性のバランスが評価され電池の耐火断熱部材への拡大も進んでいます。

A900 F1

耐電解液特性(低溶出)を重視される場合ではガラス繊維等を含まない非強化PPS樹脂が採用されます。同材料は非強化PPS樹脂の中でも低反り性・流動性に優れ、且つ成形時の離型性に優れた材料として、電池セル内の絶縁部材に採用されています。

A510T 35 M

電池の正極部材に導電特性が求められる場合には、PPS樹脂に導電特性を付与した同材料をご採用いただいています。

円筒型(およびコイン型)電池

東レの樹脂材料は、優れた電気絶縁性と成形性を兼ね備え、ガスケットや絶縁部材などの部品に幅広く実績があります。東レは電解液の種類によって最適な材料を提案し、安全性と信頼性の高い電池設計を支援します。

グレード

CM2001 L

PA610材料です。高い柔軟性、低吸水特性、バイオ由来の材料という利点を活かしてアルカリ電池等のガスケット用途に採用されています。

A670 T05

PPS樹脂にエラストマを配合することで柔軟性(かしめ性)、耐電解液性、水蒸気バリア性、耐クリープ性を高いレベルで均衡させた材料です。耐熱仕様のコイン電池用ガスケットに採用されています。

1401X 45

PBT樹脂に良流動性、ハイサイクル成形性を付与した材料です。多数個取りが可能なことから、電池の絶縁部材などに広く採用されています。