スマート給排水システム

給排水設備においても、ボイラーのジョイントや配管、コネクタなどの樹脂化が進んでいます。これらの部品は高温・高圧環境にさらされるため、耐熱性や耐圧性が求められます。従来の金属部品に比べて、軽量で耐腐食性・成形性に優れた樹脂材料を使用すると、設計の自由度や耐久性を向上できるだけでなく製造コストの削減やメンテナンスの簡便化も実現できます。東レは、これらの要求を満たした樹脂材料を提供し、給排水設備の信頼性向上に寄与します。

ジョイントコネクタ / 混合水栓

ジョイントコネクタを樹脂化することによって、腐食対策、部品点数削減、軽量化を実現できます。樹脂材料を採用するためには、適用地域の飲料水認証取得済みの適切なグレードを選定する必要があります。東レでは、飲料水認証取得済みで、耐熱水性や寸法安定性、ウォーターハンマー特性(耐衝撃特性)に優れた樹脂材料を提供しています。

グレード

A673M T

PPS樹脂にガラス繊維とエラストマ樹脂を添加することで、ウォーターハンマー特性を向上させた材料です。多くの用途に適用されるバランスの良い特性を有しており、米国NSF規格も取得済みです。

A604 WR

PPS樹脂にガラス繊維を添加した材料です。米国、欧州各国の飲料水規格を取得済みのため、安心してご使用いただけます。高剛性、高強度、耐クリープ特性などの特徴があります。

配管

住宅設備の水廻り配管では、一般的にPE、PP、PEX、PVC(塩ビ)樹脂が使用され、これらはそれぞれ耐久性や成形性に優れています。一方、東レではPPS樹脂の押出グレードを提供しています。このグレードは高い耐熱性・耐薬品性と、高温・高圧環境下での優れた安定性を誇り、PEXや塩ビに比べて劣化しづらく長期間の使用が可能です。そのため、過酷な条件下で信頼性を要する配管に最適な材料といえます。

グレード

B670SF1B1

PPS樹脂の長所である耐熱性、耐薬品性、寸法精度を活かした柔軟な材料です。高い剛性と弾性率も有しています。

スマートメーター(流量計測器) ハウジング

水道スマートメーター筐体には耐衝撃性、耐薬品性、耐熱性が要求され、PPS樹脂はこれらを満たします。なかでも発展途上国で使用する際は耐衝撃性が重要とされており、例えばハンマーなどで物理的な衝撃を受けた場合でも、東レのPPS樹脂は優れた強度を発揮し筐体の破損を防ぎます。あらゆる環境で安定した運用が可能で、スマートメーターの長期的な信頼性を高めます。

グレード

A673M T

PPS樹脂にガラス繊維とエラストマ樹脂を添加することで、ウォーターハンマー特性を向上させた材料です。多くの用途に適用されるバランスの良い特性を有しており、米国NSF規格も取得済みです。