形態解析

X線CTを用いて、ガラス繊維、炭素繊維強化樹脂の繊維配向観察や成形品中のボイドなどの欠陥の解析を行います。

X線CT装置X線CT装置

X線を利用して360°回転する物体を走査し、コンピュータを用いて断面画像を再構築する解析技術です。X線管から発生したX線が、試料中で吸収されながら通過し、X線検出器に到達します。X線CT装置は、X線が「吸収される」という性質を利用し、試料内部を非破壊で観察することができます。

樹脂中のガラス繊維樹脂中のガラス繊維

ガラス繊維を含む樹脂を観察すると、ガラス繊維が白く、樹脂部分がグレー色で表現することができます。この結果を用いて、繊維配向の計算などを行うことができます。